最近のコメント

    ヘイトクライムのある国で”生きる”という事を考える

    ヘイトクライム
    スポンサーリンク

    上のタイトルを書いた時一番に思い浮かんだのが

    ”551のある時ぃ、ない時ぃ”という大阪の人ならだれもが知っているCM

    そう、蓬莱のぶたまんのフレーズを思い出してしまいました(関係ないですね)

    今回は、いきなり強烈なタイトルで驚いた人も多いと思います

    アメリカにいると否応なしにヘイトクライムという言葉には敏感になります

    いつ自分も被害者になるかわからないから常に意識しながら生活しています

    決して大げさではなく多民族の中で生きるということは

    ヘイトクライム(憎悪犯罪、差別犯罪)の問題は避けては通れません

    自分はいつもヘイトクライムのある世界の中で生活している、という自覚があります

    日本にいるとそこまで敏感に感じませんが、

    アメリカに一歩入国したら、たとえ治安のいい所であっても常に意識してください

    最近、アジア人が狙われているというニュース

    最近アジア人が(特にお年寄り)ヘイトクライムの被害をうけている

    というニュースが身近で聞かれるようになりました

    先日もバイデン大統領がスピーチで、

    ”アジア人を攻撃しないように”と言ってましたのでよほどのことなのでしょう

    この近くのサンノゼの駅でもアジア人女性が襲われたのがニュースになっていました

    サンノゼでアジア人女性が被害に遭ったニュースはこちら

    ヘイトクライムの原因は多分……

    原因は多分、コロナウイルスが中国から広まったのでは?という疑いからではないでしょうか

    トランプ大統領も盛んに、”チャイナウイルス”と言ってましたから。

    ヘイトクライムは今に始まったことではなく

    第二次世界大戦の頃も日本人はひどい目に遭い

    カリフォルニアに住む日系人の方は皆大変なご苦労をなさったそうです

    私がアメリカに来て間もない2001年、あの”9・11事件”の時も

    ルームメイトの中国人が車に生たまごを投げつけられました

    なんでそんなことするのよ⁉

    アメリカではヘイトクライムはとにかくいつでも誰にでも起こりうることで

    常に危険と隣り合わせ、と言っても過言ではありません

    他の人種を受け入れない、嫌う、という感情はそうたやすくはなくなりません

    ましてや自分より豊かな暮らしをしている外国人なんて一番ターゲットになりうると思います

    日本がバブルの時、日本人がアメリカのあちらこちらの有名なアメリカの象徴のような不動産を

    買いあさった時もアメリカにいる日本人は相当差別に遭いました

    アナタがもし今回のことで

    「イヤイヤ、私は日本人だし関係ないっしょ!」と思っても

    向こうにすればひとくくりで”まるっとアジア人”、関係ねーよ!ですから

    ヘイトクライムに遭ったら

    サンフランシスコの日系のローカル新聞に

    このような記事がありました

    ローカル新聞にこんな記事が載っていました

    これを読んであらためてヘイトクライムの被害が増加していることを

    実感しました

    被害に遭ったら……ってコワすぎる!

    サンノゼで襲われた女性も早朝出勤中に

    いきなり後ろから髪の毛を引っ張られたらしく、

    こんな状態では避けようがないと思います

    アメリカで事件に巻き込まれないようにするためには

    人ごみへは行かないようにする

    とにかく一番大事なことは

    残念ながらアメリカではこういうことは普通にある

    ということをまず知ることだと思います

    その上で、

    • 人の集まっているところには近づかない(集会、イベントにはなるべく行かない)
    • 叫ばれても反応しない
    • 人のいるところへ逃げる(店や人ごみに行って助けを求める)
    • 人の少ない場所、時間帯に歩くのは避ける(特に暗いところ)
    • (アメリカでは歩行者はほとんどいませんのでできるだけ歩かないようにして駐車場では入り口になるべく近いところに車を停める)

    さらに怖いことを言うようですが、

    相手は銃を持っている可能性もある、ということを忘れないでください

    これがあるからアメリカは怖いんです

    ビビってアメリカやめとこー、と思わないで!

    当たり前ですがやはりアメリカは日本と全然違うと思います

    それにこれだけ世界中の人が集まって生活している国も他にないので

    いい面と悪い面の両面でグローバルな考え方が存在しています

    つまり、色々な考えを持っている人がいるので何が正義かは人による、みたいなところがあり、

    何考えてんねん!!!と相手のことがわからない時がしょっちゅうあり、

    また何を考えてるかわからないのはお互いさまで

    だから怖いのです、何を考えてるかわからないから。

    ヘイトクライムはわからないことへの恐怖、

    恐怖から怒り、暴力へとつながっていきます

    反対に、わからない人同士がわかり合える、気づく、自分の視野が広がるのも

    アメリカの素晴らしいところなので皆さんにもぜひ来てみていただきたいのですが……て、

    最後に帳尻合わせにええこと言おうとすんな!といわれそうなので

    これくらいにしておきます

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました