
私の住むカリフォルニア州にはラテン系の人が多く移民しています
特に現在私の職場にはたくさんのラテン系の人がいて、一世、二世と世代は色々です
最初アメリカに来た時は、
今までラテン系の人と接したことがなかったので全くの未知の人種でした
そもそもラテン系とヒスパニック系ってどう違うのよ?と思いませんか?
いわゆる”ステレオタイプ”なラテン系の人と
私が実際に体験して思うラテン系の人の印象との違いを書いてみたいと思います

10年に一度の国勢調査の結果によると
アメリカでは10年に一度、国勢調査があります
そこで人種の推移を調査しているのですが
2020年の結果はまだ正式には発表されていないようです
そこで2019年の見積もりによると、
カリフォルニア州に住むヒスパニック、ラティーノ系の人口の割合は39.5% となっています
U.S.Census Bureau 興味のある方はこちらから
国勢調査のことを”Census”と言います
ラテン系とヒスパニック系のちがい
アメリカでよく、ラティーノ、とかヒスパニック、とか
いろんな呼び方があるのですがこれって違いがあるのかないのか
今の今まで違いを知らないまま使っていました
最初にお断りしておきますが
私は学術的なことはわかりませんので
もし明確にご存知の方がいらっしゃいましたら
ぜひコメントに書いて教えていただきたく思います
ラテン系(Latino)、ラテンアメリカ人
ラテン系、とは地理的な意味で言うらしく
”中南米やカリブ海から来た人種”とカテゴリーなので
白人、黒人、先住民族、なども含まれるそうです
ラテンアメリカ人口トップ5の国は
ブラジル、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ペルー だそうです
ではヒスパニック系は?
ヒスパニック系とは”スペイン語を話す人種”というカテゴリーらしいです
なのでブラジル人は”ヒスパニック系”ではないそうです
ポルトガル語を話すからですね
それに対してスペインはヒスパニック系だそうです
でもカリフォルニアでは”ヒスパニック=メキシコ人”みたいな印象があります
ラテン系は陽気な人が多い?でも実際はどんな性格?

私の印象では、陽気で大雑把な人が多い、というよりは
陽気だが神経質な人も多い、という印象です
なぜかはわかりませんが特にエルサルバドル人は
すっごく細かいことに気を付ける印象です
「○○したらあとでこう言われるかもしれないよ」
「知らんで~そんなことしたらアカン、キッチリしろ」と
私はよく注意されます
先日もバスを出そうとギリギリ一か八かで
当たりそうなところをすり抜けようとしたら
メッチャ叱られました😢
神経質な人、というよりは 注意したがりの人が多いのかもしれませんが
日本人は他人に滅多に注意しませんよね
千差万別 性格はそれぞれ
この人種がこんな性格、ということは言えない、
もしくは言わないほうがいいというのが私の印象です
アメリカでは”決めつけ”を一番嫌う傾向があります
なのでラテン系だから、ということで一括りにはできないのですが
とはいえ、陽気でフレンドリー

人なつっこい印象があります
音楽とダンスが好きな人が多いと思います
リズム感もハンパなくいいと思います
信号で停車する時、となりの車から陽気な音楽が流れてきて
ふっと見ると、だいたい運転してる人がリズムにのっています
思ったことはすぐ言う
先日のミーティングでも北カリフォルニアのトップの”えらいさん”相手に
ドンドン意見を言ってました
全ての要求はごもっともで、
”誰かが言わないと誰が言うー” と言うレベルの
新造人間キャシャーン(昔のアニメで「キャシャーンがやらねば誰がやる」という決め台詞がありました)
みたいな性格の人が多いので
日本人のような引っ込み思案の人にとっては憧れの存在です
家族をとても大事にする(家族とのつながりが深い)

しょっちゅう家族や親戚と集まる傾向があると思います
なのでコロナにもかかりやすいのでは?と言われていました
実際に会話の中に、
うちの子供が、孫が、いとこが、と家族親戚の登場人物がやたらと多いです
時には私の別れたダンナが、そのダンナのお母さんが、異母兄弟が、と
オイオイ、どこまで付き合ってるねん!?とツッコミたくなります
ちなみに異母兄弟のことを
ハーフブラザー、ハーフシスターと言います(生物学的ですよね)
家族との助け合いがひんぱんに行われていて、
子供を預かるとか、家族の分までCostco(コストコ)で買い物するとか
”助け合い、おたがいさま精神”が強くて時々うらやましく思います
人と接することに疲れを感じないのかな?と思うこともありますが
BBQ好きな気がする

しょっちゅう集まってBBQをしているような気がします
私だったら ”あとの片づけが面倒だな” とか
”人が大勢家に来たらあとで掃除が大変!”と思ってしまうのですが
そういうの気にしないのかもしれません
自宅の庭だけでなく、
近所の公園でもよくBBQしてるラテン系の人をみかけます

早婚の人が多いような気がする

若いうちに結婚している人が多いように思います
うちの職場の人も20代前半ですでに結婚していたり
10代で子供を産んでる人も結構います
3~4人子供を持つ人も多くいます
だから家族で集まったとしても大人数になるのですね
アメリカでは政府の子供に対する経済的援助が多いので
育てることに対する不安が日本よりも少ないと思います
- 税金の控除
- 高校まで授業料はタダ(公立高校)
- 給食の無料配給(世帯収入による)などです
増加するカリフォルニア州のラテン系民族
カリフォルニア州では今やラテン系人口は
白人より増加傾向にあります(但し、白人と言っても自己申告なのですが)
また、アメリカでは人種の話は一つ間違えると”差別だ!”と言われがちですが
反面、この”多様性”を好んでいるアメリカ人が多いのも事実です
ラテン系の人のことをいい加減、大雑把、とネガティブにとらえる人も多いのですが
私の今の職場は大変居心地がいいです
私の印象 ラテン系=面倒見がいい

フレンドリーで面倒見のいい、肝っ玉母さんのような人が多いです
なので介護施設で働くラテン系の人が多いのも事実です
子供に対する接し方も上手で私はいつも助かっています
障害者の子供にも上手に対応してくれます
働き者が多い

カリフォルニア州は家賃も物価も全般的に高いので
仕事を二つ以上持っている人が多いのですが
ラテン系の人、空いてる隙間時間も働く、という人が多いです
スクールバスの仕事が終わってから次の仕事へ向かう人がいます
本当に働き者だと思います
但し、カトリック(キリスト教)の人が多いので日曜日は必ず教会へ行きます
という人が多いので日曜日は特別です
最後に、私にとってラテン系の人は”アメリカ生活のオアシス”

私にとってラテン系の人はホッとさせてくれる存在です
会社に日本人は私だけなのでいつも気にかけてくれます(”ぼっち”に見えているのかも)
英語がネイティブ(母国語)でなくてもお構いなし
おしゃべり好きが多いので「どうにかして相手が聞き取るだろう」精神で
ドンドンしゃべってきます
今の私のバディはコロナ禍のことを英語で”Pandemic(パンデミック)”というのですが
いつも”パンデミア、パンデミア”と言います
まぁ、わかるけどね
仕事でミスしても、相手のせいにして、非を認めず、気にせず、忘れる、という4段階方式で
五月病や精神的にやられることもなく”前進あるのみ”なのがかえってすがすがしく見えます
決して悪口ではなく、”凹んでる場合じゃないよ的精神力”を持っていることを尊敬します
なので今私は一周まわってラテン系の人を見習いたいと思っています☺


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