
職場の近くにマクドナルドがあり、
最近時々行くようになりました
私はアメリカのファーストフードで”注文するのが大の苦手”です
あのスピードとメニューの複雑さについていけません
自分の希望するモノがまともに出てきた試しがありません
私はファーストフードは食べないから関係ないわ、
と思っているそこのアナタ
アメリカでは時と場合によってファーストフードに
お世話にならざるを得ないのです
アメリカのファーストフードで注文するのが
いかにハードルの高いミッションなのかを書きたいと思います

ファーストフードしかないから行く

まず、なんでファーストフードなんかに行くの?というと、
”それしかチョイスがないから”なのです
アメリカの片田舎(大陸のほとんどが片田舎ですが)を車で走っていると
ガソリンスタンドの横にファーストフードがほぼセットのように並んでいます
そして「次いつ給油できるかわからないから」とスタンドに寄ります
ついでにトイレも使いたいけどスタンドのは
恐ろしく汚いので使えません
と、ここでファーストフード登場!となるわけです
ファーストフードのトイレを使わせてもらったあとで
何も買わずに出てくる勇気はあるのですが(さすが、私)
次、いつレストランやマーケットがあるかわからないし、
眠気覚ましにコーヒーでも買おうか、となってメニューを見てしまうのです
このロジック、ご理解いただけますでしょうか?
店員さんの矢継ぎ早やの質問にアタフタ💦

メニューを見ているとだいたい店員が
「Hi, may I help you?」と急かすのです、
まだ列に並んでもいないのに
だから私はファーストフードのメニューを店内でじっくり見せてもらったことがありません
そもそもメニューの “meal”(セット)ばかりがクローズアップされていて
単品がどこにあるのかがわかりません
なぜ “meal” にフレンチフライ🍟(フライドポテト)を含めるのでしょう?
揚げ物が体に悪いだの、油が古いだのこれだけ言ってるのに
空腹を満たすだけにしてはもう時代遅れだと思うのですが……
今調べましたら、”meal” でオーダーした時、
フレンチフライかサラダを選べる、と書いてありますが
そんなチョイスは今まで聞かれたことがありません
とにかく店員さんがドンドンせっついてサイズとか
“meal?”(セット?)と聞いてくるので
あゎゎゎ言ってるうちに支払いに追い込まれてしまうのです
朝のメニューはまだマシか、とおもいきや
朝のメニューのほうがアイテムが少なくてまだマシか、と思いきや
最近ブリトー(メキシカンフード)だのフルーツオートミールだの
パンケーキだの色々増えてかなり複雑になっています(私にとっては)
最近は”エッグマフィン”などは鳴りを潜めていて
”ソーセージマフィン”や”ソーセージビスケット”
のようなメニューが台頭しているようです

値段がわかりにくい!
マクドナルドの公式サイトでメニューをみると
値段が表示されていません
別のサイトに価格が掲載されているのを見つけましたが
これは公式サイトではなく、
私のような、「値段書いてないやんか!」と文句の多い人向けに
心優しい人が作成してくださったのかもしれません❤
実は場所によって若干値段が変わるからだそうです
(サンフランシスコやニューヨークは家賃が高いですからね)
☆下の二つのメニューを比較して???と思いませんか?
ビッグマック $3.99 vs. チーズバーガー2個 $2.00
(これだとチーズバーガー2個のほうがおトク?)
チーズバーガー2個 $2.00 vs. ダブルチーズバーガー $1.69
(まとめて食べられるからダブルのほうにしようか?となるのでしょうか?)
ダブルチーズバーガー $1.69 vs. McDouble $1.39
↑↑↑一番わからないのがコレです
この違いの複雑さはネットでも取り上げられていて
”McDouble” のほうがチーズが一枚だそうです
ダブルチーズバーガーはチーズが2枚 (”ダブル”はチーズにもバーガーにもかかる)
メニューを二つ作った意味がわかりません!
今日はチーズ一枚の気分やからMcDouble にしとこか~と
誰が思うのでしょう?
一番難しいのはアイスコーヒーの注文

アイスコーヒーをオーダーすると、
「Which flavor would you like?」と聞かれます
アイスコーヒーに甘味成分が入っていてそのフレーバーがちがうのです
キャラメルと、フレンチバニラと、フレンチバニラシュガー抜きがあり、
私が「モカというのはありますか?」
と尋ねると、”アイスモカ”というまた違うメニューが出てきました
アイスコーヒーとは全く違う甘ーい飲み物でした
最近”マックカフェ”といってマックはコーヒーに力を入れているらしいのですが
味は全部薄いです💧💧
100%アラビアコーヒーが売りのようですが
アラビアコーヒーも薄めたらこうなってまうかー、という味です
もはや、アラビアもどっか行ってもうて……
メニューを作りすぎてその結果、”meal”縛りになった?

色々試行錯誤してメニューを増やし過ぎた結果、
お客さんも注文が難しくなり、
店員さんもメニューの違いがわからなくなり、
作り間違いが頻繁に起こりすぎたので
“meal” (セットメニュー)で縛って注文が簡単になるようにした、
というのが結末でしょうか (私の憶測ですが)
結局、お客さんは無意識に
meal(セット)で注文するように誘導されている気がしてなりません
だから私のように「ポテトいらん」とか言って
単品で頼もうとすると割高になるし
注文が複雑になって、
その結果、自分の思い描くものといつも違うものが出てくる、
という最悪の結果💧になるのです
確かに「No.1」とか「No.2」とセットで注文したほうが楽そうです
でもそうすると”ポテトを捨てる”、という”罰当たり”なことになりませんか?
なので『ザ・昭和』の私は今度、
”ポテトの代わりにサラダ”というチョイスに挑戦してみます
店員さんのスキルが凄すぎる!
この時点でもう注文を決めないと too late! 手前のスピーカーで注文を聞かれたらメニューを見ている暇はなし! こんなにあって瞬時に決められるわけがない!
カリフォルニアのマクドナルドで働く店員さんは
あるすごいスキルを持っています
それはほとんどの店員さんが”スペイン語が話せる”ところです
というよりもともとスペイン語が母国語の人が多いです
もう一つすごいところは、
ドライブスルーの店員さんです
- マイクでドライブスルーの注文を取って
- 次の窓口で会計を済ませて
- 次の窓口で商品を渡す
この3段階メソッドでスピーディーにドンドンお客さんをさばいていきます
マイクの前で初めてメニューを見ても
もはや選んでいる暇はありません
聞かれるから答えるしかない、だから「No.1、meal」と
注文してしまいます(相手の策略にまんまとハマってしまう!)
しかもマイク越しに注文を繰り返されても
ハッキリとは聞き取れず、$○○.○○ですと金額まで言われても
もうなんでもいいわ、という気分にさせられます
最後に商品を受け取った時には
「本当に食べたかったものと違うのに😢」と思うことがしょっちゅうです
最後に 英語の聞き取りの練習にはなっても…
アメリカに来て間もない頃は、
マクドナルドの店員さんが何を言ってるのか聞き取るのも一苦労でしたが
今となっては
たとえ聞き取れたとしても何を注文すればいいのかわからなければ
結局、不満が残る、敗北感いっぱいのランチタイムになってしまっています
一度でいいからスッキリ自分の思い通りのものがオーダーできればいいのですが……
せっかくですからもう少し通ってみて
”いったい自分が何を食べたいのか”を じっくり腰を据えて
メニューを眺めてみたいと思います


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