
日本では”モンスターペアレント”なる言葉が流行って久しいですが
先日まさにその”モンペ”(日本ではどう呼ぶのか知りません)が
私の職場にも現れました
けれどもその時の同乗しているスタッフの対応が
お見事!でしたのでそのエピソードからもわかる通り
アメリカではモンペがはびこるのが非常に難しいことを
皆さんにも知っていただき
”モンペ”にお困りの方に是非参考にしていただけたらと思い
ブログに書かせていただくことにしました
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“モンスターペアレント”は和製英語です
ちなみに”モンスターペアレント”は和製英語で
日本人が作った言葉で英語ではありませんのでアシカラズ…….💧
アレコレ注文をつけてくる生徒のお母さん
生徒の一人のAちゃんはこの日がコロナ禍以来初の
バスに乗っての通学でした
初日グループホームに到着し、バスのドアを開けると
中国系のお母さんがどこからともなくササッと現れて
「子供の手とバスの手すりを除菌ティッシュで拭いて!」と
グループホームの職員に指示しました
そして私たちにも
「バスの中を除菌したい」
と言い出しました ところが、
ルールその1
『たとえ両親であっても子供以外はバスへの乗車禁止』
お母さんは自分の子があちこち触るのが嫌で
バスの車内の座席や席の周りを除菌ティッシュで
全部拭きたい
私がしていた手袋に対しても外して消毒するか
新品の手袋に替えてほしいなど
あれやこれやと注文をつけてきました
だったら自分の車で子供を送り迎えすればいいのに…….💧
しかしどうしてもAちゃんをバスで送迎させたいようです
けれどもバスのドライバーにあれこれ注文をつけるのはおカド違い!
Aちゃんのお母さんはまさしく”モンスターペアレント”だったのです!
私たちはいつも前後から来た車に子供が飛び出してはいけないので
バスの横についているストップサインを出して
両車線の通行をストップさせます
通行を長時間停めるとなると朝の通勤時間は結構気になります
にもかかわらずそのモンペのお母さんは
食い下がってきて約10分間、色々と注文をつけてきたのです
私達はコレしかできないとキッパリ宣言する

ルールその2
『あらゆる除菌剤はバスの車内では使用禁止』
除菌剤に弱い子供もいるからです
私達ですら除菌剤はバスに持ち込み禁止です
なので車庫ではいつも弱い消毒をしています
私がどう説明して諦めてもらおうかと躊躇していると
いつも頼りになる初老のジェントルマンのモニターが
(”モニター”とはバスに同乗して子供を見てくれる係りの人です)
サッと私とモンペの間に割って入り、
1.子供と職員以外は乗車できない
2.車内では外部から持ち込んだ除菌剤は一切使用禁止
3.私たちが出来ることは子供を安全に送迎するためにシートベルトを締めてあげることだけ
このようにキッパリと宣言しました!
Aちゃんのお母さんは私達に何も言い返すことができません
アメリカは文化、習慣、宗教、常識の違う国から来た人の集まりです
つまり”ルール・法律”しか基準となるものがないので
ルールに従わなければいけません
アメリカでは立場も上下関係もありません
”ダメなものはダメ”
シンプルだけどハッキリしています
これだけ言うと、お母さんは諦めて引き下がりました
そうです!お母さんは
アメリカでこれ以上文句を言い続けると
学校やスクールバス会社やカウンティ(郡)に連絡が行き
お母さんの立場が悪くなることをご存知のようでした
また、アメリカでは働く人の立場がしっかりと守られています
たとえ相手が学校関係の職員だろうが、お客様だろうが
”人の仕事を妨害することは許されていません”
このようにアメリカでは
しつこくクレームをつけたり
ルールを守らない人は
圧倒的に立場が悪くなるのです

日本のような大声でのゴリ押しは絶対にNG‼

日本ではモンスターペアレントをはじめ
クレーマーやあおり運転のドライバーが
すぐに大声を出して自分の主張を通そうとしているのを目にします
アメリカではこのような行為は全部”犯罪扱い”になります
私はツアーガイド時代にしょっちゅう
ホテルや飛行場のチェックインカウンターやレストランで
日本のツーリストが大声をだしたり暴言を吐いたり
無理難題なクレームをつけるのを見てハラハラしました
こんな時アメリカでは必ず
「これ以上言い続けるならセキュリティを呼びます」
とピシャっと言われますので充分ご注意ください💦
もし「マネージャーを呼べ‼」なんて言い返そうものなら
その前にセキュリティを呼ばれることになるのです💧💧💧
今回だけ、臨機応変に、などという謎の対応は一切しない
私がアメリカに来た当初に
もし今回のようなモンペに出くわしたら
「お母さん、今回だけは除菌剤で消毒しておきますね」とか
たとえお母さんがバスに乗ってきたとしても
黙認していたと思います
アメリカではこのように”臨機応変に”みたいな
謎の対応は一切通用しません
その場しのぎで曖昧で適当な態度をとると
あとでこのお母さんのような人が
「ドライバーが許可した」などと日本の教育委員会のようなところで
証言して私が職を追われることになるからです💦

自分の仕事とは何か?それ以外は絶対にしない!

『自分のするべき仕事とはなにか?』
『決められた仕事以外の余計なことはするべきではない』
というのがアメリカの職場では大変重要だという事を知りました
例えばレストランで自分の仕事が”客からオーダーを取る接客”ならば
それ以外のレジ係や調理場や清掃が最初から業務に含まれていなければ
たとえ上司に頼まれてもきっぱりと断ります
もし兼務するならばその旨、人事部のような部署から通達があり
お給料も別、ということになります
自分の仕事以外の仕事をして勤務時間外で働いたり
本来の仕事がおろそかになると
そのことが解雇の理由にさえなりうるのです
本来その仕事をするべき人の仕事を横取りすることにもなるからです
私は最初この考え方が全く理解できませんでしたが
今ではアメリカという国は
雇用をドンドン生み出して
会社が利益を出して従業員の給料に反映させることが
いかに重要かということがわかるようになりました
とりわけ今の日本のデフレ状態や金融緩和に次ぐ金融緩和
”値上げを悪とする風潮”については???
疑問を持たずにはいられません💧
アメリカと日本の教育現場の決定的な違い

ついでになりますが
日本の先生は授業をすることの他にも
実にたくさんの仕事をしますよね
各種行事、部活、家庭訪問など様々です
こういうことはアメリカの先生は一切致しません!
なのでもし授業の邪魔をする態度の悪い生徒がいたら
私の”教えるという仕事が出来ない
親が呼び出されて「家でちゃんとしつけしてください」以上!です
金八先生もごくせんもGTOもいません
(全部古くて申し訳ありません💦)
”しつけは家庭での仕事”
”学校ではしつけは致しません”
”しつけが必要な生徒は学校に来てもらっては困ります”
こんな調子ですのでアメリカでお子様を通学させる時は
充分お気を付けください💦
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