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    スクールバスの仕事とは一体どんなものかを紹介します

    スクールバスドライバー
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    カリフォルニアの学校では

    サマースクールが始まりました

    学校によって日程は若干違いますが

    6月中旬から7月中旬までの約一か月間です

    現在の私の仕事のスケジュールをもとに

    実際にどんなことをしているのかを

    お知らせしたいと思います

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    朝は6時半頃から仕事が始まります

    朝の出勤時間は

    一番目の生徒のお迎え時間から逆算して

    決まりますのでみんなまちまちです

    Yard(車庫)にバスのカギを取りに行き、

    バスに向かいます

    バスにはナンバーがそれぞれ割り当てられています

    一年間担当するルートが決まると基本同じバスを使用します

    最初の仕事は15分のバスの点検作業です

    点検が終わると一緒に同乗して子供の世話をしてくれる

    ”モニター”の人をピックアップして出発です!

    障害のある子供の親御さんは大変!

    私は知的障害のある子供の送迎をしていますが

    親御さんも先生もいつも本当に大変だと思います

    障害者の学校や通学に関しては

    カウンティ(郡)の管轄になります

    必ず18歳以上の決められた人が毎日送り出しと

    お迎えをしなければなりません(だいたいが家族の人です)

    また、バスが遅れたり早く着きすぎることのないように

    出来るだけ毎日定時に到着できるように調整します

    最初の何日かは時間調整は大変ですが

    たとえ遅れても絶対に急いだりしません

    無線で遅れます、とオフィスに報告すれば

    次の家に連絡を入れてもらえます

    実はこの無線のやりとりが一番大変な仕事です

    (フリーウエイを走行中の騒音の中、途切れた会話を聞き取るのが大変です)

    また子供たちがバスの中でケンカしたり

    立ち上がったりすることのないよう

    モニターがしっかり見守っています

    家族の人も、学校の先生も、私達バスの仲間もみんな

    連係プレーで本当によく協力し合っていると思います

    ”アメリカ人は個人主義”とよく言いますが、

    この学校関係の人に関しては完全にチームプレーです

    スクールバスのストップサインが出たら他の車は皆ストップ!

    スクールバスの横に必ずついている”STOP”のサインが出たら両車線とも止まらなければいけません

    スクールバスについているストップサインが出たら

    両方向の車はストップしなければなりません

    ところが対向車線の車は止まってくれないことがあるので

    もし子供がバスから飛び出て対向車線に飛び出したら

    大変なことになるのでハラハラします

    絶対に子供が一人にならないように親御さんに渡します

    スクールバスが止まる一連の動作は

    試験の時一番練習しました

    どこでランプを出すか、どこで指示器を出すか

    ストップサインはいつまでだすのか、

    子供の誘導の仕方など

    順番もタイミングも厳しく仕込まれました

    アメリカでしかできない経験:スクールバスドライバー

    バスの免許を取ることもドライバーになることもこちらでしかできないことでした

    私は最初はビザでアメリカで働いていたので

    もし永住権が取れて自由にどこでも働けるようになったら

    絶対にアメリカでしかできない仕事がしてみたい!と

    思っていました

    なので運良く永住権が取れてスクールバスのドライバーになって

    アメリカの色々な側面を見ることができて

    日本とは全く違った仕組みも知ることができて

    本当によかったと思っています

    英語大丈夫かな?とか

    私でも出来るだろうか?

    なんて躊躇してる時間がもったいないほど

    やってみたらどうにかなるもんだな、と思いました

    さて次回はどうにもならなかったことについても

    書いてみたいと思いますwww

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