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    園児バス置き去り事件で日本メディアから取材を受けました

    スクールバスドライバー
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    カリフォルニア州ではスクールバスにチャイルドチェック設置は義務付けられている

    先日、『園児バス置き去り事件』を題材にしたブログを書きました

    すると日本のメディアから取材がきました‼

    あの事件に関する日本の記事やニュースをみるにつけ

    アメリカだったらこんな事件は起きないのに💧💧💧と

    いたたまれない気持ちから先日のブログを書きました

     園児バス置き去り事件、米国バス会社での徹底対策

    なので日本のメディアから

    ”ぜひアメリカでの対策を取材したい”と

    お問い合わせをいただいた時に、

    一人でも多くの日本の人の目にとまって声を上げて

    素早い対応を取ってほしい、という思いから

    取材を受けさせていただきました

    そしてこんな事件、もう二度と起きないように

    今、今、今すぐ、対策に乗り出してほしいです!!!!!!

    興味のある方はぜひこちらのサイトですのでご覧になってくだい

    『主婦と生活社』 WEBマガジン CHANTO WEB

    「バス置き去りを防ぐ」アメリカのスクールバス対策「車内の子どもの安全はドライバーの責任」|CHANTO WEB
    バスに子どもが置き去りにされる事故が相次ぎましたが、スクールバスを利用する子どもが多いアメリカではどのような対策をとっているのか、現地でスクールバスのドライバーとして働く大原幹子さんにお話を伺いました。

    チャイルドチェックの装備をしていないバスはNO!

    取材でもお伝えしましたが

    カリフォルニア州ではスクールバスに

    ”チャイルドチェック”という装備がついていないバスは”法律違反”です

    チャイルドチェックのついていないバスは言わば

    ”シートベルトのない車”みたいなものです

    毎回エンジンを止めたらバスの最後尾へ行ってボタンを押す装置です

    子供を探しながらボタンを押す、これを2回繰り返すだけです

    チャイルドチェックは一定時間押さないとクラクションが鳴り響きます

    ”バスが止まったらチャイルドチェックが必須です

    これだけでも子供の置き去りはほぼなくなるのではないでしょうか

    日本で今”ヒューマンエラー”という言葉を聞きますが

    そのために”感知センサー”をつけて…..とか

    なんでそっちへ話が行ってしまうねん!(高額でしょ💦)

    費用のかかることを義務付けると

    民間の場合、”お金がない”と言い出すし

    行政の場合、”予算が…….💧”と言い出すに決まってます

    チャイルドチェックは安いもので$200(¥29,000)~です

    一日も早くチャイルドチェックをつけて

    ヒューマンエラーを減らしましょう

    もしくは取材でもお話したように、QRコードをバスの最後尾に貼ってタブレットで読み取る、完了したらオフィスのPCへ送信するという方法もあります。ちなみに私の会社ではこちらも併用しています。このアプリを開発してスマホで読み取る、でも充分対策は取れると思います

    ドライバー兼 先生兼 園長兼 理事長兼て…..”兼”はやめて!

    日本は仕事をとにかくなんでもやってしまいます

    スーパーマンになりたいんか!?というくらいに

    アメリカでは全く正反対‼

    人の仕事は取らない、任せる、責任の所在をハッキリさせる!!

    これに尽きると思います

    • バスの中ではドライバーの責任
    • 学校でバスを降りたら学校側の責任
    • 家についたら保護者の責任

    もしドライバーの都合がつかないのであればスクールバスを運休にしてでも

    最後まで責任が持てない業務は辞めるべきです

    ちなみにアメリカではスクールバス内には親も先生も立ち入り禁止です

    なぜならバスの中はドライバーの領域ですから

    ドライバーは年齢制限よりスキル重視!

    この事件で日本でよく聞かれる意見として

    ”理事長兼園長が高齢すぎるのでは?”

    ということをよく聞くのですが

    アメリカでは年齢や性別は仕事をする上で

    重視されません

    それよりもこの仕事ができるスキルがあるか?

    ということのほうが重視されます

    私達ドライバーはDMV(陸運局)とCHP(カリフォルニアハイウエイパトロール)

    両方の試験をいくつもパスして

    さらに4年に一回免許を更新する度にテストを受けて

    会社が提供する講習を年間10時間受けて

    初めてお仕事をもらって給料を受け取れます

    テストに受かり続けるスキルがなければ

    若かろうが、お年寄りだろうが関係なく

    ドライバーにはなれません

    ”アメリカのスクールバスドライバーの白髪の人の多いこと!!”

    私は染めてますけどね☺

    定年後にウチに再就職しているドライバーはかなり多いですよ❤

    ”スクールバスドライバー”という仕事にプライドを持てるかどうか

    バスの中では私がボス、と子供に言い聞かせる あばれたり急に大きい声をだす子供もいます

    ドライバーは一度免許をとってしまえば

    次の日からは一人前のドライバーです

    一旦バスに乗車すると基本、大人は自分一人

    (補助が必要な子供の場合はアシスタントが同乗します)

    ”バスの中では自分がボス”

    ハンドルを握って子供の命を預かっているからには

    時には子供にも厳しく接しなければいけません

    また子供に厳しく接することで親御さんからクレームが来たことは一度もありません

    今現在、私が担当している子供はそれはそれは悪ガキばっかりです

    前回のブログにも書きましたが

     園児バス置き去り事件、米国バス会社での徹底対策 参照

    安全に運転するために子供には”鬼の形相”で接しています

    最近では、クラスの中だけで使える“Fake Money$100”をエサにして

    「おとなしくしていないと先生にチクるぞ~!$100もらわれへんからな~~~」

    と言い聞かせています

    現金なもんで全員、シーーーーーーン!と水を打ったように静かになるので

    まだ可愛いもんや、これはまだ使えるな!

    シメシメ、と最近連発しています💦

    私のショボいブログでは拡散できなかった思いが伝わってほしい‼

    今回『主婦と生活社』の方が私のこんなショボいブログを見つけてくださって

    記事に取り上げてくださったことを

    本当に感謝しています

    『主婦と生活社』のCHANTOのウエブサイトのページが

    一人でも多くの人の目に止まって

    声を上げてくださることを祈ります

    というのも始めてこの事件を知った時、真っ先に

    ”アメリカの方法でやったらいいのにーーー!!”と

    心の底から思いました(チャイルドチェックとQRコード設置)

    にもかかわらず日本から聞こえてくるのは

    保育園サイドの手落ちの部分ばかりが取り上げられているように思います

    一番重要なことであるはずの

    • 二度とこのような悲劇が起きないようにするにはどうすればいいのか
    • 今後どのような対策を取って改善していくべきか

    この二点にもっとフォーカスして議論してほしいと思います

    保育園は法律が裁くべきことで(大岡さばきちゃうけど…….💧)

    コメンテーターがとやかくいうことではありません

    とにかく私の勤務するスクールバス会社では

    ”一度でも子供を置き去りにしたらクビ‼” 

    と常日頃からキツく言われ続けています

    ヒューマンエラーはヒューマン(人)自身が防止するしかないのです

    今すぐバスにチャイルドチェックQRコードを取り付けて

    何度でもバスを停車させるたびに

    車内の子供を探す→警報ボタンを止める→会社に無線で報告

    という地道な繰り返しをドライバーが習慣づける

    まずはそれからだと思います

    日本の関係者の方へ

    • バスのドアにカギをかけないようにする、とか
    • 子供にクラクションを鳴らすことを教える、とか
    • 車内に感知センサーを取り付ける、とか

    よりもまず大人が、ドライバーが、車内を何度も何度も探す、そしていない子供がいなければすぐ出欠確認をすることが先決だと思います

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