
これはあくまでも私の意見ですが
日本行きの航空チケットを買う場合、
キャンセルすることを想定して購入する人もいると思います
そんな時、”Cheap ticket”など比較サイトで出てきたチケットを
最安値だからといって買うと
キャンセルする時ちょっと厄介なことになります
今回は私の経験をもとに
なぜ航空チケットを買う場合
航空会社から直接購入のほうがいいのかを書いてみたいと思います
マレーシア航空で飛び立とう【Malaysia Airlines】

コロナ禍の最中に日本に一時帰国する場合の注意点
現在日本の空港に着いた時点で全員がPCR検査を受けて
そこからの公共交通機関への乗り継ぎは禁止されています
当然乗り継ぎ便がついていたとしても自動的にキャンセルになります
例えばまず東京に入ってそこから大阪への乗り継ぎ便は利用できません
その場合、レンタカーで自力で大阪に入るか
誰かに迎えに来てもらうしか方法がなく
大阪など地方に移動するのは非常に大変です
(私はレンタカーで東京→大阪間の7時間一人でトンネルだらけの所を運転しなければならず
しかもレンタカーと高速代で6万円かかりました)
なので私のようにサンフランシスコからは大阪直行便、
または韓国、台湾、ハワイなど経由で
とにかく海外からは日本の目的地へ一番近い空港に入ることがベストだと思います
ところが海外から関空など日本の地方空港への便は非常に限られています
(関空はまだマシなほうで他の地方の空港へ直接海外から入るのは至難のわざです)
ここで大問題なのは
こういう地方の空港へ海外から直接入る便は需要が少ないからか、
キャンセルされる確率が非常に高いです
悲劇1.Hawaiian Airで出発日変更で$270飛ぶ

私はチケットを購入する時何も考えずに
”Expedia”(アメリカ最大手の旅行サイト)で
サンフランシスコ→ホノルル経由→関空 の便を購入してしまいました
のちに仕事のスケジュールが変更になり
出発日を変更するのに”Free Change Fee” となっていたにもかかわらず
手数料が$100かかりました
小さい小さい字で”変更手数料無料は購入から1週間以内です”、などと書かれていました
しかも変更した日の価格が前の価格より下がっているにも関わらず
”差額は返金しません”ということで差額$170も返ってきませんでした
悲劇2:フライトがキャンセルになってしまう💧

その後Expedia からメールが来てフライトがキャンセルになってしまいました
なのですぐにExpedia に電話をしたら……
”現在の電話の待ち時間は最長4時間です”と言われ
サイトにあるチャットをしても”現在チャットは出来ません”と拒否られました💧💧
↑↑↑コレ、アメリカでは”あるある”です。
私は電話で最長1時間半ホールド(保留)されたことがあります。最近は「折り返しお電話しますので電話番号を入力してください」、といってあとで電話かけ直してくれるという、良心的なパターンもありますが……
結局15分後にチャットでリアルな人が対応してくれました
その時、「もしかしたら代替便が飛ぶかもしれない」、と言われたので
不覚にもこの時私はキャンセルしなかったんです!ー後悔ー
Expediaのチャットによると
「航空券の代金は100% 最長12週間で返金されます」と言われました
大事なことは、
「このチャットの内容を記録したものをメールで送ってほしい!」と言って記録を残すことです
でないと、言った言わない、100%返金なんて言ってない!
とあとで言われる可能性があります
悲劇2:実際にキャンセルしたくても、今度こそ電話がつながらない!

もうExpediaはコリゴリ、ということで
少々高額でも今度はエアラインから直接関空行きのチケットを探しだして購入しました
但しエアラインの場合は
キャンセルになっても返金になる場合が少なく
”クレジット”としてお金をプールされて
”1年以内に使ってね”、になってしまいます
一度もらった金は絶対に返すもんかーーー!というエアラインの叫びが聞こえてきそうです
普段使わないエアラインだと最悪ですね
一年以内っていつ乗るねん!?
こういう時、ユナイテッド航空など国際線、国内線両方飛んでると
まだ使い道はあるのですが……
ーーー気を取り直してーーー
再びExpediaに戻って今度こそキャンセルの手続きです
ガーーーン!やってもうた!また電話がつながりません!!!
電話口の向こうで音声案内の涼しい声が
「最長2時間待ちです」 アカーーーン!
チャットは?
ーチャットつながりません!!!ー
今度は何度やってもリアル人間が出てきません!!!
懲りずにもう一度電話をしてみました
10分ぐらいホールドしたところで
「折り返し電話をしますので電話番号を入力してください」
”神の声”が聞こえてきました 電話番号を入力して一旦電話を切りました
ーそして4時間後、忘れていた頃についに電話がかかってきました💧ー
マジで忘れていたので、知らない番号からだったので
もう少しで着信拒否するところでした、あーアブナイ、アブナイ!
悲惨3:キャンセルはできたものの……

やっとリアルな人と会話をすることが出来ました
今回初めてExpediaの”人間”と会話ができました
多分テレワークの人ですがインド訛りはなかったです
(アメリカのテレワークの人はどの会社かに関わらずインドにつながることが多く、
訛りがキツイ人だと聞き取りにくいのです、これも”あるある”です)
多分むこうも私の英語のこと、同じことを思ってると思います💧
「キャンセルされたので返金してほしい」と伝えると
「少々お待ちください」と言われ……………………………………、
38分間、何の保留音もナシで待たされました💦
この間何度も、
「Are you still there?」「Can you hear me?」など
語りかけたのに……無音でしたのでメチャクチャ不安でした
切ったら最後、また振出しに戻って4時間待ち
と思うとそれも怖くて切れませんでした
やっと人が電話口に戻って来て、
「今回はハワイアンエアラインの都合なので100%返金の承認を取るのに
時間がかかっていましたが取れましたのでお金がウチに返金され次第、
お客様に返金します」とのことでした
Expediaのような上場企業でも
実際に返金を確認してからのお客様への返金とは
これまた世知辛い!まぁコロナの影響だからでしょう
証拠は残す ”言った、言わない問題” 防御策

このようにキャンセルをお願いする場合は必ず、
その場で、メールでキャンセルの証拠を送付してもらって内容を確認すること、です
そして、メールを受け取るまでは電話を絶対に切らないことです
実はこの二つはとても重要なのですが
ついつい、こちとら英語で話していると興奮して
忘れてしまいがちになりますので
必ず、必ず、必ず証拠のメールを受け取るまでは電話をつなげておきましょう
電話を切ってからメールが来ていないことを知っても
”あとの祭り”です
また恐怖の4時間待ち、アナタはできますか?

まとめ:今回の注意点と反省点

日本には帰るな!以上
というのは冗談ですが、
- 航空会社以外のところからチケットを買うと安いがキャンセルするのが超面倒! (この点、ユナイテッド航空などは日本語対応もあり、電話もすぐつながります)
- アメリカの会社は電話対応の人材がほぼいない(いたとしてもインドにつながるケースが多い) 待ち時間を覚悟すること→携帯電話のバッテリーを確保する→自分が暇な時しかできない
- ウエブサイトで普通にキャンセル(航空会社の都合でも)をしようとすると手数料を取られる
- サイト上のチャットも機能していない場合がある
- アメリカの電話対応は保留音もない場合がある(不安な待ち時間→心の葛藤→精神的に参る💧)
- たとえキャンセルできたとしても実際の返金には時間がかかる
私は幸か不幸かアメリカに20年いて、
このような対応に慣れてしまっているのですが
一方で大阪人の特性であるイラチ(気が短い)の血が騒ぎ
ブログを書くまでに”腹立ち”がピークに達してしまいます
それにしてもアメリカの電話対応サービス、
「お前はすでに死んでいる!」
と言わざるを得ないですよね
航空チケットを買う時は毎回、
覚悟を決めて購入しましょう☺


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