ヨセミテ国立公園公式サイト:https://www.nps.gov/yose/index.htm
- アメリカに来たら絶対に一度は訪れよう!
- ヨセミテ国立公園
- 日帰りか泊まりか、夏か冬かでコースは変わります
- 国立公園をいっきに数か所周るのであれば年間パスがおトク!
- サンフランシスコからのアクセスはおもに3通り
- これがトンネルビューからの景色です!
- トンネルビューを出たら二通りに分かれます
- 何じゃこれは!!!の絶景!グレーシャーポイント
- マリポサグローブの樹齢2000年超の木々に囲まれて
- 写真で伝わるか?ヨセミテ渓谷の凄さ!
- ヨセミテ滝は3段落ちで堂々の高さ740m!
- バレーの見どころもう一丁!”センチネルブリッジ”
- 春のヨセミテの風物詩、それはハナミズキです
- アワニーホテル、泊まらなくていいから
- バレーからの帰りはエルキャピタンとバレービューが見納めです
- これぞヨセミテバレーの景色の集大成、バレービューです
- ヨセミテ国立公園、イチオシです!
- 公園内の歩き方
アメリカに来たら絶対に一度は訪れよう!

アメリカに滞在する方は長期短期に関わらず、ぜーーーったいに国立公園を訪れてください。
その他にもState Park (州立公園)などのたくさんの公園がありますがせっかくアメリカに
来たんだったらどれか一つでも実際に見て、歩いて体験していただきたいです。
とにかくスケールの違いにまず驚かされてしまいます、いろんな意味で。
私も国立公園は数える程しか行ったことがありませんが、これからもどんどん行って
是非ご紹介していきたいと思います。
ヨセミテ国立公園
カリフォルニアにもたくさんの国立公園がありますが、
アメリカで最も人気の国立公園と言っても過言ではないのが、ヨセミテ国立公園です!
ツアーガイドだった頃、仕事で何度もお客様をご案内しましたが、四季折々の全く違う景色に
毎回感動しました。これ、大げさではありません!
日帰りか泊まりか、夏か冬かでコースは変わります
ヨセミテは日帰りはもったいない、とよく言われますが
それは広すぎて一日では周りきれないからです。
実際にはサンフランシスコからの日帰りツアーも出ていますし、
もし冬場にこちらに来て、丸一日自由な時間が取れるという人はぜひツアーに参加して行ってみるのもいいと思います。
冬場、自分で運転して行くのはチェーンが必要なのでハードルが高いです。
国立公園をいっきに数か所周るのであれば年間パスがおトク!
もし、国立公園を数か所周るのであれば、
Annual Pass$80(月単位で一年間有効)がお得です。
パスは各国立公園のエントランスで買えます(たまに発行してない所もあります)
また郵送やウエブサイトで事前購入できます
ヨセミテ国立公園の入場料は、車一台当たり$35(2020年)です。
アメリカ市民権、永住権をお持ちの方で62歳以上の方はSenior Pass$80で生涯入場できるようです。(必ず免許証などのIDも一緒に提示してください)

サンフランシスコからのアクセスはおもに3通り
- 西から120号線で行く方法(Tioga roadからNevada州へ抜ける道)
- 西から140号線で行く方法(マリポサという町を抜けてYosemite Valley に直通)
- 南の41号線で行く方法(Oakhust方面からアクセス)
120号線はクネクネの山道なので車酔いする人には厳しいですが、夏場だけオープンするTioga roadをドライブしながらヨセミテの遥か上からの絶景をご覧になりたい人にはお勧めです。
140号線はまさにゴールドラッシュを彷彿させる道です。実際にゴールドラッシュの時に一番栄えた49号線を横切ります。
41号線は南のほう(Los Angels方面からの場合)からのアクセスです。もし先にマリポサグローブを見たい方はこちらからどうぞ。
ガイドになりたての頃はまだGPS(ナビ)がなかったので、ツアー前日に地図とにらめっこして道順を全部頭に叩き込んで行きました。休憩場所や時間配分など日帰りツアーは12時間、朝7時半から夜7時半までと時間も決まっていたので、一旦道を間違えると大変なロスタイムがでます。けれども一旦ヨセミテに到着すると、疲れも吹っ飛ぶぐらい毎回素晴らしい景色をみることができました。ラッキーなことに親子グマやキツツキやライチョウなど非常に珍しい動物との出会いもありました。
Yosemite National Park のサインが見えても料金所はまだずっーーーっと先です
この先、マセド川を中心に両側に1000m級の高さの花崗岩が迫ってきます

写真スポットの絶景が続きますが、車を停める際は必ず所定の場所で駐車しましょう
勝手に道路で車を停めるととてつもない罰金を取られます!
急カーブと坂道が続きますので運転には十分注意を。周りの景色に気を取られてアブナイ車が!
エントランス(料金所)で地図をもらい、まずはトンネルビューへ
これがトンネルビューからの景色です!

駐車場に車を停めるといきなりこの景色がジャジャーン!
ちなみにこれは6月なので滝の水量も多く、緑も濃いですね
人が写り込まずに写真を撮るのが一苦労です!
もし写真を撮ってもらいたければ、まず、「You want me to take a picture?」と語りかけましょう。すると向こうも「How about you?」と言ってくれるはず お互い様というわけです
但し、全く画角を考えずにシャッターを押す人もいるので撮ってもらった後は必ずチェックしましょう (普通、滝入れるやろ!と思ってもそのフツウが外国人には通用しません)
トンネルビューを出たら二通りに分かれます
- トンネルを抜けてグレーシャーポイント、もしくはマリポサグローブへ
- 来た道を戻ってブライダルベール(滝)をみてヨセミテバレーへ
注意:グレーシャーポイントへの道路は冬場は閉鎖してます
何じゃこれは!!!の絶景!グレーシャーポイント

大昔は左側の岩に立って記念写真を撮りましたが、今は……無理無理!禁止です
高所恐怖症の私は見るだけで無理でした。

こちらもグレーシャーポイントからの景色です 背後にはバレーが見下ろせます
アメリカでは景観を阻害する、との見解からどこも柵がありません。自己責任ということでしょうか
マリポサグローブの樹齢2000年超の木々に囲まれて

人と比べるといかに木が大きいかがわかりますね。
このように樹齢1000年~3000年の木がたっくさーんあります

こちらは2代目のカリフォルニアツリーです 初代のワオナツリーは1968年から1969年の冬に倒れてしまいました。
このようにくり抜いて幌馬車や車を通り抜け出来るようにして観光名物にしていたそうですが
今では自然保護の見地から禁止になりました。

写真で伝わるか?ヨセミテ渓谷の凄さ!
長い長い氷河期を経て雪解け水が徐々に左右の花崗岩を削って今のこのような渓谷になりました。

ヨセミテ滝は3段落ちで堂々の高さ740m!
雪解けのシーズンになると、このように滝壺ではミストの量がハンパありません。
水辺の岩が大変すべりやすく、毎年人が命を落としています。十分ご注意を!


バレーの見どころもう一丁!”センチネルブリッジ”
ヨセミテバレーのもう一つの見どころがセンチネルブリッジです。
駐車スペースが少ないのですが、ぜひぜひ車から降りて橋から見えるハーフドームを眺めてください。
その迫力に圧倒されます!
この橋の下を流れるマセド川の流れは
ゆっくり、静かに、ゆるやかに、時を刻んで流れつづけています

春のヨセミテの風物詩、それはハナミズキです
ヨセミテは日本のようにハッキリとした四季があるせいか、様々な植物を見ることができます
なかでもこのハナミズキはたくさんの花がまるで手のひらを広げて観光客を迎えてくれているように見えます

ブルージェイ、ステラカケスともいいますが、黒いトサカに鮮やかなブルーの羽根を持ち
ヨセミテバレーのあちらこちらでみかけることができます

アワニーホテル、泊まらなくていいから
1920年に建てられた歴史あるホテルです ここ数年、マジェスティックホテルに改名していましたが長くアメリカ国民に親しまれた名称、アワニーホテルに戻りました。一泊約$400ですがその価値はあります
その他、ヨセミテ国立公園内のホテル、キャビンなどは夏場は特に予約が取りにくく、キャンプサイトも予約制です。森の中で自由にテントを張って、という方も許可証が必要になります。
こちらに泊まるのでしたら、ぜひダイニングルームでのディナーを堪能してください
チェックインの際、レストランの予約も一緒にしましょう

ダイニングルームの横にある暖炉、本物の木をくべるので非常に趣があります
冬場は広ーいホテル全体が暖まります

バレーからの帰りはエルキャピタンとバレービューが見納めです
ヨセミテバレーからの帰り道、
右手にエルキャピタンという高さ1000mの大きな一枚岩が見えてきます
これぞロッククライマーの聖地、特に夏場は結構な数のクライマーが現在進行形で登っています
クライマーを探すのは一苦労、首が痛~くなってきます

これぞヨセミテバレーの景色の集大成、バレービューです

冬は岩の上に積もる雪、春はダイナミックで豪快な川、
夏は周りの景色が鏡のように川に映し出されます。
ぜひ水辺に降りて川の水を触って雪解け水を実感してください
ヨセミテ国立公園、イチオシです!
サンフランシスコから車で片道4時間、是非ともアナタの旅のスケジュールに組み込んでください
日帰りツアーで12時間、リフレッシュできること間違いナシです
公園内の歩き方
個人で行く場合は必ず事前にウエブサイトで情報を収集してください
目的地へ行く道路はオープンしているか確認しないと特に冬場はクローズしていることが多いです
エントランスでは大事なインフォメーションを収集する
公園に入場したらまずはエントランスで入場料を払ったらレシートと地図をもらってください
レシートはすぐにフロントガラスのはしっこに貼ってください。一週間有効です
日本語のパンフレットもエントランスで言えばもらえます(切らしていることも多々あり)
入場料を払っている間にすること
- 最高/最低気温をチェックする(温度差がありますし山の天気は変わりやすいので)
- 道路の閉鎖状況を確認(道路がしょっちゅう閉鎖しています)
- 火事のレベルをチェックする(現在の火事の場所や火気レベルを表示しています)
交通手段
マイカーの方は地図を頼りにほとんどのところに行くことはできますが
それ以外の人は交通手段を事前にシミュレーションしておくのが賢明です
バスは遅れますし、地図の距離はホントにアバウトです
Yates Bus https://yarts.com/
ルートは全部で4つで
公園の外の最寄りの町やホテルからヨセミテバレーのビジターセンターへアクセスしています。
さらに夏はビジターセンターからグレーシャーポイント行きもあり、マリポサグローブへもアクセスしています
Shuttle Bus https://www.nps.gov/yose/planyourvisit/publictransportation.htm
公園の中心部、ヨセミテバレー周辺をHybridのバスが周回しています(無料)
地図をみながら好きな場所で乗降りして効率的に周ることができますし、最寄りのトレイルの近くで バスを降りてミラーレイクをはじめステキな場所をハイキングできます
バレー周辺にはたくさんのトレイルがあるので自分の体力レベルに合わせて歩くことができます
現在コロナウイルスの影響でシャトルバスは運休中です
カメラ、ジャケット、帽子、サングラスを忘れずに
トイレは至る所にありペーパーもありますが昔懐かしの汲み取り式のところが多いです
山の天気は変わりやすいと言いますが、雲がかかってきたな、と思ったら急変します
足元に注意!
滝や湖のまわりなど足場の悪いところが大変多いのでトレイルを歩く際はすべらない靴がいいです
その他、国立公園にはたくさんのルールがありますので
事前にウエブサイトで調べていくことをおススメします
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